企業の“らしさ”を描く筆文字——話題の「文字絵」がCIにできること
こんにちは!CI委員の小川です。
秋の風が少しずつ心地よくなってきましたね。 季節の変わり目は、企業活動にもどこか節目の空気が漂うような気がします。 そんなタイミングだからこそ、改めて「企業のらしさ」って何だろう?と考える機会にもなるのではないでしょうか。
今回は、企業の“らしさ”を伝える方法に、こんなアプローチもあるんだなと感じさせてくれる作品をご紹介します。 SNSで話題になった「読める絵」——筆文字とイラストが融合した“文字絵”という表現が、 CI(コーポレート・アイデンティティ)に新しい視点を与えてくれるかもしれません。
・SNSで話題の「弓道」から広がる、企業表現のヒント
企業のロゴやスローガンって、ただの“見た目”ではなく、そこに込められた想いや姿勢を伝える大切なツールですよね。 そんな「企業のらしさ」を、もっと印象的に伝える方法として、今注目されているのが“文字絵”という表現です。
きっかけは、SNSで960万回以上閲覧された作品「弓道」。 筆文字とイラストが融合したこの作品は、弓を引く姿を「弓道」の文字で描いたもので、見る人の心をつかみました。
墨の力強さと色彩の柔らかさが調和した、印象的な一枚。
・ロゴやスローガンに“温度”を加えるという考え方
CI(コーポレート・アイデンティティ)には、企業の理念や行動、そして視覚的な表現が含まれます。 その中でも、ロゴやスローガンといった“見える部分”は、社外の人に企業の印象を伝える大事な入り口。
文字郎の「文字絵」は、筆文字の力強さとイラストの親しみやすさを組み合わせた表現で、 企業の想いや物語を、見る人の感覚に直接届けてくれます。
周年ロゴや記念品、社是の題字などに取り入れることで、 “意味のあるビジュアル”として、企業の個性をより深く伝えることができるんです。
・文字郎ってどんな人?
文字郎は、デザイン書道家・墨絵師・グラフィックデザイナーとして活動されていて、 筆文字と絵を融合させた「文字絵」を中心に、企業ロゴや題字、贈答品など幅広く手がけています。
「文字絵は、平安時代や江戸時代にも見られる、日本の伝統文化のひとつです。 今だからこそ、筆を持って、自分の身体で表現することの意味を大切にしたい。」(文字郎)
アナログの表現にこだわりながらも、AIなど新しい技術も柔軟に取り入れていく姿勢は、 まさに今の時代にぴったりのクリエイターです。
現在、個展の開催も準備中でして、改めてお知らせさせていただきます。
「龍」の文字が、そのまま龍の姿に変化する一枚。伝統と創造が融合した作品です。
・ どんな場面で活かせるの?
文字郎の作品は、こんな場面で活用されています:
- コーポレートロゴや周年記念ロゴ
- 社是・スローガンの題字
- 記念品・贈答品・イベントビジュアル
- 書籍の表紙や出版物の題字
- 店舗ロゴや商品パッケージ
筆文字だからこそ伝わる“温もり”や“力強さ”は、企業の歴史や想いを語る力を持っています。 特に、節目のタイミングや理念の再定義の場面では、印象的な演出として効果的です。
・企業の“物語”を描くという選択肢
企業のロゴやスローガンは、ただのデザインではなく、そこに込められた“物語”を伝えるもの。 その物語を、筆文字というアナログな手法で、しかも“絵”として描く—— それが文字郎の「文字絵」が持つ力です。
企業の“らしさ”を、もっと深く、もっと印象的に伝えたい。 そんなときこそ、「読める絵」という新しい選択肢を、CIの一部に加えてみてはいかがでしょうか。
・参考リンク
▶︎ 文字郎プロフィール・作品紹介:デザイン書道家 文字郎|文字絵&筆文字デザイン
▶︎ 話題の「弓道」作品(X投稿): 文字郎 (@982ra1) on X
▶︎ Instagram動画:https://www.instagram.com/p/DOZwkYugc8r/