すごいイラストを描いてる社員がいた。

こんにちは、CI委員会の辻です。

弊社ではクライアントである医学書の出版社様へ向けて、3年半ほど前に「メディカル編集室」という医学書の編集業務を受託するチームを発足させました。

発足当初からのメンバーである上杉さんは、もとDTPS部の所属で、組版に関する知識が豊富なので、仕事で困ったことがあったらなにかと相談にのってもらっています。

今回はそんな上杉さんが勉強していることがあると聞いたので、お話をうかがってきました📝

(以降、メディカル編集室のつぶやきとあわせてお読みください)

https://twitter.com/Kohken_Med/status/1543853490174570496?s=20&t=Wfbg27zupAHbutLkOshqzg

:わ~カラフルな絵🎨 上杉さんが描いたんですか?

上杉:はい、これは彫刻の写真をスケッチして、筋肉の部位ごとに色塗りしたものです。今年の7月に、加藤公太先生(※)が教える「スケッチで学ぶ 美術解剖学」というオンライン講座を受講したときに描きました。

※加藤公太先生…美術解剖学者、メディカルイラストレーター。Twitterでは「伊豆の美術解剖学者(@kato_anatomy)」として美術解剖学に関する情報を発信している

:鉛筆描きの線がプロっぽくてかっこいいですね! 私も医学書の内校正(※)をすることがありますが、図版として出てくる骨や筋肉や内臓のイラストってどうやって描くんだろう…っていつも思っていました。人体の構造をわかっていないと難しそうだな~って。

※内校正…クライアントへ出校する前に、赤字が正しく直っているか、体裁に問題はないか等を社内で校正すること

上杉:広研印刷で作成する図版の多くは「トレース(写真や下絵をなぞる)」なので、内容を理解しているかどうかはこれまであまり問われてきていないですね。

メディカル編集室では原稿整理や素読み校正も行うので、図版やメディカルイラストも編集としての理解が必要になります。
こちらからイラストレーターさんに指示して依頼することもありますし。

現在は他のスタッフが指示入れも校正もしていますが、自分でもできればなと。こうやって動きのある像を「スケッチ(立体から描き写す)」することで感覚的に理解していくことがわかりやすかったので講座を受けてみました。

:こうやって色がついているとわかりやすそう!…と一瞬思うものの、やっぱり●●筋とか●●骨って名前がたくさん書かれていると「あぁ医学書だ…」って頭抱えちゃいますね…

上杉:(笑)医学書は専門書なので、たしかに読者層が限られますね。

この何年か、いろいろな編集者の方からお仕事をいただいたなかで、編集未経験だったわたしになにができるかなーと考えたときに、図版やイラストに関する部分だったら、これまでのDTPS部での経験も活かしつつ、もっと勉強すれば力になれることがあるかもしれないと思いました。

:(つぶやきを見ながら)3回目だけどもう既にうまくなっている感が… どこかでイラストを学んだりされていたんですか?

上杉:学ぶ…あ、専門学校に通って勉強していました。

:おぉ…やはり基礎があったのですね。

上杉:当時はヌードクロッキーとかもやっていて、学生がモデルさんを囲んで1枚10分くらいで描き上げる練習をしていました。大まかに形をつかんで全体を描いて、ポーズを変えてまた描く、の繰り返しを、1コマの授業で10回くらいやるんです。

:めっちゃハードだ、手がつりそう✍))

上杉:でも、反復練習ってすっごく大事だなぁと今も思います。たぶん今スケッチブックを前にして手が動くのも、学生のときに練習したから。さらに練習を重ねていけば、違うポーズのときに何がどこにあるか、っていうのが見えてくるようになるんじゃないかなと思います。からだの表面と中身(筋肉や骨)はつながっているので。

:最終的には自分でメディカルイラストを描けるようになりたい、という感じですか?

上杉:おそれ多い…。今はイラストレーターさんに指示を出して描いてもらっているけれど、細かいニュアンスを伝えづらかったりするから、自分で描けたら仕事の幅も広がるかなと思うけど…うーん…。いろいろ高いハードルがあってなんとも(笑)。

:今は楽しく勉強していって、いつか何かにつながるといいですね。陰ながら応援しております。今日はありがとうございました!

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